
大型機械や重量物を保管するために、
「天井クレーンがある倉庫を探している」
「20tクレーンがあれば、この機械も保管できるだろう」
と考えていませんか?
重量物物流では、クレーンの最大荷重だけで倉庫を選ぶのは十分ではありません。
実際には、
貨物重量
寸法
形状
重心
吊り位置
搬入口
トラックへの積み降ろし方法
保管後の輸送
など、複数の条件を確認する必要があります。
群馬県伊勢崎市を拠点とする中一陸運株式会社では、20t・40tクラスのクレーン設備を備えた物流拠点を展開し、保管・輸送・流通加工を組み合わせた物流サービスを提供しています。
今回は、重量物・大型機械を預けるクレーン付き倉庫を選ぶ際に確認したい7つのポイントを解説します。
クレーン付き倉庫とは?
クレーン付き倉庫とは、天井クレーンや橋形クレーンなどの荷役設備を備えた倉庫です。
一般的な物流倉庫では、フォークリフトによる荷役が中心になります。
しかし、
大型機械
産業設備
金型
重量機械部品
鋼材
長尺物
などは、重量や形状によってフォークリフトでの荷役が難しい場合があります。
そこで活用されるのがクレーン設備です。
貨物を上から吊り上げることができるため、重量物物流では重要な荷役手段となります。
ただし、クレーンが設置されているだけで、あらゆる重量物を扱えるわけではありません。
ここからが倉庫選びで重要なポイントです。
ポイント1.クレーンの「最大荷重」だけで判断しない
最初に確認したいのがクレーン能力です。
例えば「20tクレーン」と聞くと、
20t以下なら何でも吊れる
と思われるかもしれません。
しかし、実際の荷役可否は最大荷重だけでは判断できません。
確認したいのは、
貨物本体の重量
吊り具などを含めた条件
貨物の形状
重心位置
吊り位置
吊り上げ方法
などです。
特に大型機械は、重量がクレーン能力の範囲内でも、重心が偏っていたり適切な吊り位置を確保できなかったりする場合があります。
したがって問い合わせ時には、
「約15tの機械です」
だけではなく、できるだけ詳しい貨物情報を伝えることが重要です。
ポイント2.貨物の「寸法」を必ず確認する
重量と同じくらい重要なのが貨物寸法です。
例えば、
重量は10tだが非常に背が高い
幅が広く搬入口を通過できない
長尺物で倉庫内の取り回しが難しい
といったケースがあります。
つまり、
「クレーンで吊れる=倉庫に入れられる」ではありません。
事前に、
全長
全幅
全高
を確認しましょう。
梱包された状態で入庫する場合は、機械本体ではなく梱包後の外形寸法で確認することも重要です。
ポイント3.トラックからどう荷降ろしするか確認する
クレーン付き倉庫選びで見落としやすいのが、入庫時の荷降ろしです。
重量物は、
工場
↓
大型トラック・トレーラー
↓
クレーン倉庫
という流れで搬入されることがあります。
ここで重要なのは、
トラックがどこまで進入できるのか
どの位置で荷降ろしするのか
クレーンがその位置まで届くのか
という点です。
倉庫内でクレーンが使えても、トラックから貨物を降ろす位置との関係が適切でなければ、別の荷役方法を検討する必要があります。
倉庫を契約してから、
「トレーラーから降ろせない」
ということにならないよう、搬入方法まで事前に確認することが大切です。
ポイント4.保管後の「出庫・輸送」まで考える
重量物物流では、入庫できれば終わりではありません。
保管した貨物は、いつか出庫します。
そのため、
入庫
↓
保管
↓
荷役
↓
トラック積載
↓
輸送
までを一つの物流工程として考える必要があります。
例えばクレーン倉庫はA社、輸送はB社という体制の場合、出庫のたびに両社との調整が必要になります。
大型・重量貨物では、一般貨物以上に、
貨物条件
荷役条件
車両条件
搬出日時
などの情報共有が重要です。
中一陸運では、倉庫事業だけでなく運輸事業も展開しており、保管と輸送を組み合わせた物流サービスを提供しています。
重量物倉庫を選ぶ際には、
「保管できるか」だけでなく、「その後どう運ぶか」
まで確認することが重要です。
ポイント5.フォークリフトとクレーンを使い分けられるか
物流倉庫では、すべての貨物をクレーンで動かすわけではありません。
貨物によってはフォークリフトの方が適している場合もあります。
中一陸運の駒形物流センターでは、
8tフォークリフト
4tフォークリフト
2.5tフォークリフト
1.5tリーチフォークリフト
などの設備が案内されています。
一方、重量物については天井クレーンを備えた倉庫があります。
つまり重要なのは、
「クレーンがあるか」ではなく、「貨物に応じた荷役方法を検討できるか」
ということです。
パレット貨物と大型設備では、適した荷役方法が異なります。
貨物条件に合わせた設備を選択することが、安全性と作業効率の両面で重要になります。
ポイント6.保管以外の作業が必要か確認する
大型機械や重量物でも、保管するだけとは限りません。
出荷前に、
検品
仕分け
梱包
出荷準備
などが必要になる場合があります。
こうした作業を別拠点で行うと、
クレーン倉庫
↓
加工・梱包拠点
↓
輸送
という貨物移動が発生する可能性があります。
中一陸運では、保管・輸送・流通加工を組み合わせた物流サービスを提供しています。
ただし、一つの会社へまとめれば必ずコストが削減できるわけではありません。
重要なのは、
現在何回貨物を動かしているのか
どの工程を同じ物流拠点で行えるのか
を確認することです。
ポイント7.安全に荷役できる条件が整っているか
重量物では、わずかな判断ミスが大きな事故や貨物損傷につながる可能性があります。
そのため、
重量
寸法
重心
吊り位置
荷役方法
使用設備
などを事前に確認することが重要です。
特に、
「今まで別の倉庫で吊れたから大丈夫」
という判断には注意が必要です。
倉庫ごとにクレーン設備や建物条件は異なります。
新しい倉庫へ貨物を移す場合には、改めて荷役条件を確認する必要があります。
中一陸運のクレーン倉庫にはどんな設備がある?
中一陸運では、複数の物流拠点に重量物荷役設備を配置しています。
駒形物流センターC棟
群馬県前橋市にある駒形物流センターC棟は、2022年1月に開設された重量物クレーン倉庫です。
延床面積:約500坪
250坪×2区画
20tホイスト式天井クレーン:2基
を備えています。
駒形物流センターは北関東自動車道・駒形IC出口に隣接しているため
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