
現代の物流では、商品を目的地まで運ぶだけでなく、安全に保管し、必要な作業を行い、適切なタイミングで出荷する一貫した対応が求められています。
特に北関東エリアで製造業や流通業を展開する企業にとって、倉庫保管、流通加工、輸送をどのように連携させるかは、物流コストや納期、商品品質を左右する重要な課題です。
群馬県伊勢崎市に本社を構える中一陸運株式会社は、1963年の創業以来、60年以上にわたり地域物流を支えてきた総合物流企業です。
「これからもずっとOnly One Nakaichi」を掲げ、保管・輸送・流通加工を一貫して提供し、お客様の物流課題に合わせたサービスを展開しています。
中一陸運株式会社の特徴の一つが、駒形物流センターに設けられた大型クリーン倉庫です。公式サイトでは、同センターが2020年4月に新設され、倉庫保管、流通加工、輸送、電子化サービスを連携して提供する物流拠点として紹介されています。
本記事では、大型クリーン倉庫を活用するメリットと、保管・輸送・流通加工を一貫して任せることの価値について解説します。
大型クリーン倉庫とは
整理された環境で貨物を保管する物流施設
大型クリーン倉庫は、清潔さや整理整頓、安全な作業環境に配慮した大規模物流施設です。
一般的な倉庫と同様に貨物を保管するだけでなく、入庫、在庫確認、流通加工、出荷準備など、複数の物流工程を行う拠点として活用されます。
物流倉庫の品質を考える際には、倉庫の広さだけでなく、次のような点を確認することが重要です。
・倉庫内が整理整頓されているか
・荷物の保管場所が明確か
・フォークリフトや作業者の動線が確保されているか
・入出庫作業を安全に行えるか
・流通加工を行うスペースがあるか
・貨物の特性に合った保管方法を相談できるか
清潔で整理された倉庫は、商品の品質維持だけでなく、作業ミスや接触事故の防止にもつながります。
クリーン倉庫と定温倉庫は異なる
「クリーン倉庫」と聞くと、温度や湿度を一定に管理する倉庫を想像される場合があります。
しかし、クリーン倉庫と定温倉庫、冷蔵倉庫、冷凍倉庫は、それぞれ異なる設備です。
温度や湿度の管理が必要な商品を預ける場合には、次の条件を事前に確認する必要があります。
・必要な保管温度
・許容される温度変化
・湿度管理の必要性
・保管予定期間
・商品の梱包状態
・品質管理基準
商品の特性によって必要な保管設備は異なります。
そのため、「クリーン倉庫だから保管できる」と判断するのではなく、貨物の条件を物流会社へ伝え、実際の対応可否を確認することが重要です。
大型クリーン倉庫を利用するメリット
自社の保管スペース不足を解消できる
事業の拡大や季節的な在庫増加により、自社倉庫や工場の保管スペースが不足することがあります。
倉庫スペースが足りなくなると、通路や作業場所に商品を置かざるを得なくなり、作業効率や安全性が低下する可能性があります。
外部の大型倉庫を利用することで、必要な分の保管スペースを確保し、自社施設を本来の業務へ活用しやすくなります。
例えば、工場内に保管していた完成品を物流倉庫へ移すことで、製造スペースや検査スペースを広げられる場合があります。
在庫量の変動に対応しやすい
物流では、年間を通じて同じ在庫量が続くとは限りません。
繁忙期やキャンペーン、新商品の発売、原材料の一括仕入れなどによって、一時的に保管量が増えることがあります。
自社で最大在庫量に合わせた倉庫を保有すると、在庫が少ない時期には使われないスペースが発生します。
営業倉庫を活用することで、保管量や入出庫頻度に応じた物流体制を検討しやすくなります。
入庫から出庫までを管理しやすい
倉庫では、貨物を置くだけでなく、どの商品が、どの場所に、どれだけ保管されているかを把握する必要があります。
入庫から出庫までの管理が不十分な場合、商品を探す時間が増えたり、出荷間違いが生じたりする可能性があります。
適切な保管場所の設定、数量確認、出荷指示との照合など、基本的な管理を継続することが安定した物流品質につながります。
保管・輸送・流通加工を一貫して任せる強み
複数の物流会社を管理する負担を軽減
物流業務には、次のような工程があります。
・商品の入庫
・倉庫保管
・在庫や数量の確認
・ピッキング
・検品
・梱包
・ラベル貼り
・出荷先別の仕分け
・車両への積み込み
・納品先への輸送
これらを複数の会社へ分けて依頼すると、それぞれとの連絡や日程調整が必要になります。
倉庫会社から加工会社へ商品を運び、加工後に運送会社へ引き渡す場合には、横持ち輸送や積み替えも発生します。
中一陸運株式会社では、保管・輸送・流通加工を一貫して提供しています。
一つの窓口へまとめて相談することで、物流担当者の管理負担を軽減し、工程間の情報を共有しやすくなります。
横持ち輸送や積み替えを抑えやすい
保管場所と流通加工を行う場所が異なる場合、商品を別の施設へ移動する必要があります。
その際には、次のような費用や作業が発生します。
・車両の追加手配
・積み込みと荷降ろし
・待機時間
・燃料費
・貨物情報の引き継ぎ
・作業スケジュールの調整
貨物を移動させる回数が増えるほど、接触や落下、梱包の乱れなどが発生する機会も増えます。
保管、流通加工、出荷を同じ物流拠点または同じ管理体制で行い、そのまま輸送へつなげることで、不要な移動を抑えやすくなります。
出荷予定に合わせて作業を進めやすい
流通加工と輸送を別々に管理している場合、加工が完了していない状態で車両が到着し、待機時間が発生することがあります。
保管、流通加工、輸送の予定を共有できれば、車両の出発時間から逆算して作業を進めやすくなります。
物流全体を一つの流れとして管理することが、荷待ち時間や作業の重複を減らすことにつながります。
流通加工で商品の出荷を支援
物流倉庫で行われる主な流通加工
流通加工とは、保管している商品を出荷先や販売方法に合わせた状態へ整える作業です。
主な作業には、次のようなものがあります。
・ピッキング
・検品
・仕分け
・ラベル貼り
・梱包
・セット組み
・出荷先別の荷揃え
・出荷準備
商品を保管するだけでなく、出荷前に必要な作業まで物流会社へ任せることで、荷主企業は自社で作業場所や人員を確保する負担を軽減できます。
流通加工の外部委託が向いている企業
次のような課題がある場合、流通加工の外部委託を検討する価値があります。
・出荷前作業に人手がかかっている
・繁忙期だけ作業量が急増する
・梱包やラベル貼りの場所が不足している
・複数の配送先に合わせた仕分けが必要
・物流業務に時間を取られ、本来の業務へ集中できない
・保管と加工を別々の会社へ依頼している
物流業務を外部へまとめて任せることで、製造、営業、商品開発、販売などのコア業務へ人員を配置しやすくなります。
安全な輸送を支える事前確認
貨物に合った輸送方法を検討
安全な輸送を行うためには、貨物の数量だけでなく、重量や寸法、荷姿、納品先の条件を確認する必要があります。
主な確認事項は次のとおりです。
・貨物の品名
・数量
・重量
・縦、横、高さ
・パレットやケースなどの荷姿
・積み重ねの可否
・壊れ物や精密機器への該当
・大型品や重量物への該当
・危険品への該当
・集荷先と納品先
・希望する日時
・荷役設備の有無
情報が不足していると、予定した車両へ積載できなかったり、納品先で荷降ろしができなかったりする可能性があります。
事前に詳しい情報を共有することで、貨物に合った車両や荷役方法を検討しやすくなります。
天候や交通状況による影響
物流では、事前に計画を立てても、次のような外部要因によって予定が変わる場合があります。
・台風や大雨
・大雪や路面凍結
・地震などの自然災害
・道路の通行止め
・事故や交通規制
・年末年始などの繁忙期
・納品先の受け入れ状況
また、離島や山間部への配送、大型貨物、重量物、危険品などは、通常とは異なる条件や手配が必要になる場合があります。
予定どおりの運行だけを優先するのではなく、関係法令や標準運送約款を踏まえ、安全を優先した判断が重要です。
北関東の物流拠点としての伊勢崎市
関東各地へつなぎやすい立地
群馬県伊勢崎市は、北関東を中心とした物流拠点として活用されている地域です。
物流拠点を選ぶ際には、倉庫の広さだけでなく、集荷先や納品先へのアクセスも確認する必要があります。
主な確認項目は次のとおりです。
・主要道路へのアクセス
・高速道路のインターチェンジまでの距離
・主な配送エリア
・工場や取引先との位置関係
・災害や交通規制発生時の代替ルート
・将来の事業エリア拡大への対応
中一陸運株式会社は、群馬県伊勢崎市を拠点に、北関東から首都圏、上信越、東北、東海、近畿を結ぶ物流サービスを展開しています。
大型クリーン倉庫と重量物クレーン倉庫
中一陸運株式会社の駒形物流センターでは、2020年4月に大型クリーン倉庫が新設され、2022年1月には同じ敷地内に重量物クレーン倉庫が完成しています。
一般貨物の保管だけでなく、大型機械や鋼材、長尺物など、一般的なフォークリフトだけでは取り扱いが難しい貨物についても相談できる環境が整えられています。
一般保管倉庫と重量物対応設備を組み合わせることで、貨物の種類に応じた物流体制を検討しやすくなります。
働きやすい職場が物流品質を支える
物流サービスを支えるのは現場で働く人
物流品質は、倉庫や車両などの設備だけで決まるものではありません。
ドライバー、倉庫スタッフ、フォークリフトオペレーター、流通加工スタッフなど、多くの人が連携することで、入庫から出荷までの物流が成り立っています。
従業員が過度な負担を抱えた状態では、安全確認や作業の正確性に影響する可能性があります。
適切な労働時間管理や安全管理、健康への配慮は、従業員を守るだけでなく、お客様の貨物を守ることにもつながります。
働きやすい職場認証制度の一つ星
中一陸運株式会社は、運転者職場環境良好度認証制度、通称「働きやすい職場認証制度」の一つ星認定を受けています。
公式サイトには、登録番号「24LD2577-000」、認証登録日「2024年11月29日」と掲載されています。
この認証は、トラック事業者の法令遵守、労働時間や休日、健康管理、安全管理など、職場環境改善への取り組みを確認する一つの指標です。
ただし、認証だけで勤務条件のすべてが保証されるものではありません。
求職者の方は、実際の仕事内容や勤務時間、休日、必要な資格なども求人情報や面接で確認することが大切です。
物流パートナーを選ぶ際の確認ポイント
物流会社へ保管や輸送を委託する際は、次のような内容を確認しましょう。
倉庫に関する確認
・保管可能な貨物
・利用できる倉庫スペース
・入出庫可能な時間
・フォークリフトやクレーンの有無
・流通加工への対応内容
・保管できない貨物
・繁忙期の受け入れ条件
輸送に関する確認
・対応エリア
・利用可能な車両
・定期便やチャーター便への対応
・大型品や重量物への対応
・集荷、納品時間
・荷役作業の範囲
・天候不良時の連絡方法
管理体制に関する確認
・問い合わせ窓口
・入出庫情報の共有方法
・作業進捗の確認方法
・事故や破損が発生した場合の対応
・機密情報の管理体制
・契約条件や料金の範囲
価格だけで比較するのではなく、自社の貨物や業務内容に合った対応ができるかを確認することが重要です。
Only One Nakaichiが目指す一貫物流
中一陸運株式会社は、創業60年以上の経験を活かし、保管・輸送・流通加工を一貫して提供しています。
さらに、駒形物流センターでは倉庫事業とアーカイブ事業を対象にISMS認証を取得し、文書保管や電子化サービスにも取り組んでいます。
商品の物流だけでなく、企業の重要文書や情報資産の保管・電子化についても相談できることが特徴です。
大型クリーン倉庫、重量物クレーン倉庫、輸送、流通加工、電子化サービスを連携させることで、お客様のさまざまな課題に対応する物流拠点を目指しています。
まとめ|大型クリーン倉庫と一貫物流で企業活動を支える
物流を効率化するためには、倉庫保管、流通加工、輸送を個別に考えるのではなく、一つの流れとして見直すことが重要です。
大型クリーン倉庫を活用することで、自社の保管スペース不足を解消し、入庫から出荷までを計画的に管理しやすくなります。
さらに、保管・輸送・流通加工を同じ物流会社へまとめて依頼することで、窓口の一本化、横持ち輸送の削減、作業予定の共有などが期待できます。
中一陸運株式会社では、群馬県伊勢崎市を拠点に、大型クリーン倉庫を活用した保管、流通加工、輸送を一貫して提供しています。
天候や交通規制など、物流には避けられない変動要因がありますが、貨物情報を事前に共有し、安全を最優先に物流計画を検討することが重要です。
これからも「Only One Nakaichi」の理念のもと、創業60年以上の経験と物流設備を活かし、お客様の事業を支える総合物流サービスを提供してまいります。
北関東で倉庫保管、流通加工、輸送をまとめて相談できる物流パートナーをお探しの企業様は、中一陸運株式会社へご相談ください。
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