ネットショップの物流を外注するには?商品保管・流通加工・発送を効率化するポイント

ネットショップを運営していると、売上が伸びるにつれて新たな課題が生まれます。

それが物流業務の負担です。

事業を始めた当初は、

「自社の空きスペースに商品を置く」

「注文が入ったら自分たちで梱包する」

という方法でも対応できるかもしれません。

しかし、取扱商品や出荷量が増えてくると、

商品の保管場所が足りない

入出庫作業に時間がかかる

検品や梱包に人員を取られる

出荷準備に追われて販売促進ができない

といった課題が発生します。

そこで検討したいのが、物流業務のアウトソーシングです。

群馬県伊勢崎市を拠点とする中一陸運株式会社では、保管・輸送・流通加工を組み合わせた総合物流サービスを展開しています。

今回はネットショップ・EC事業者が物流を外部委託するメリットと、物流会社を選ぶ際に確認したいポイントについて解説します。

ネットショップが成長すると「物流」が課題になる

EC事業では、商品の販売だけでなく多くの物流業務が発生します。

例えば、

商品の入荷

荷受け

検品

保管

ピッキング

梱包

出荷準備

輸送

などです。

取扱量が少ない段階では、自社スタッフだけでも対応できる場合があります。

しかし、販売量が増えると物流作業も増加します。

問題は、物流作業が増えることで、

商品企画

仕入れ

Webサイト改善

広告

SNS運用

顧客獲得

といった、本来売上をつくるために必要な業務へ時間を割けなくなることです。

「売れるようになったのに、発送作業が忙しくて次の施策ができない」

という状態になれば、物流体制を見直すタイミングかもしれません。

EC物流を自社だけで行う5つの課題

1.商品の保管スペースが不足する

最初に問題になりやすいのが保管場所です。

商品数や在庫量が増えれば、当然必要なスペースも増えます。

オフィスの一角から始めた保管場所が、

会議室

事務所

廊下

などへ広がってしまえば、本来の業務スペースまで圧迫する可能性があります。

特に大型商品やケース単位の商品では、保管スペースの確保が大きな課題になります。

2.入出庫作業に時間がかかる

倉庫業務では、単に商品を棚へ置くだけではありません。

商品が入荷したら荷受けし、必要な確認を行い、適切な場所へ保管します。

出荷時には対象の商品を準備し、次の工程へつなげます。

取扱量が増えるほど、こうした作業の負担も大きくなります。

3.検品・梱包などの作業が増える

商品によっては出荷前に、

検品

仕分け

梱包

などの作業が必要です。

こうした作業は一般に流通加工と呼ばれます。

販売量が増えると、商品そのものを販売する業務よりも、出荷前作業へ多くの時間を取られるケースがあります。

4.繁忙期への対応が難しくなる

EC・通販では、年間を通して出荷量が一定とは限りません。

キャンペーンや季節商品、年末商戦などによって、特定の時期に物流量が増加する場合があります。

通常期に合わせて人員やスペースを確保すると繁忙期に不足し、繁忙期に合わせると通常期には余剰になる。

この変動への対応も物流体制を考えるうえで重要なポイントです。

5.経営者や担当者が物流作業から離れられない

特に中小規模のネットショップでは、

「経営者自身が梱包している」

「営業担当者が発送作業も担当している」

といったことがあります。

もちろん創業初期には合理的な方法です。

しかし事業規模が拡大しても同じ方法を続けると、本来担当すべき業務に時間を使えなくなる可能性があります。

EC物流アウトソーシングとは?

物流アウトソーシングとは、自社で行っていた物流業務の全部または一部を物流会社へ委託する方法です。

例えば、

商品を物流倉庫へ入庫

倉庫で保管

必要な流通加工

出荷準備

輸送

という物流工程を外部へ委託する考え方です。

重要なのは、

「物流を全部丸投げすること」ではありません。

自社で行うべき業務と外部へ委託する業務を整理し、最適な役割分担をつくることが目的です。

保管と流通加工を同じ拠点で行うメリット

物流アウトソーシングを考える際に確認したいのが、保管と出荷前作業の関係です。

例えば、

倉庫会社Aで商品を保管。

加工会社Bで検品・梱包。

運送会社Cが輸送。

という体制では、それぞれの会社との調整が必要になるだけでなく、条件によっては拠点間で商品の移動が発生します。

一方、

保管

必要な流通加工

出荷

を同じ物流拠点でつなげられれば、物流工程をシンプルにできる可能性があります。

中一陸運では、保管・輸送・流通加工を組み合わせた物流サービスを展開しています。

ネットショップや通販事業者が物流を外注する際にも、単に「倉庫を借りる」という視点ではなく、商品が入荷してから出荷されるまでの流れを見ることが重要です。

流通加工とは?

流通加工とは、商品を流通させる過程で行われる各種作業です。

代表的なものとして、

検品

仕分け

ピッキング

梱包

などがあります。

例えば大量の商品を仕入れ、そのまま保管するだけでなく、出荷先や用途に応じて仕分けや梱包が必要になるケースがあります。

こうした作業を物流拠点で行うことで、商品の保管から次の輸送工程へつなげやすくなります。

ただし、具体的に対応可能な加工内容は商品・数量・作業条件などによって異なるため、事前確認が必要です。

「一括委託=必ず安くなる」わけではない

物流アウトソーシングにはメリットがありますが、

外注すれば必ず物流コストが安くなる

とは限りません。

物流には、

保管費

入出庫費

荷役費

流通加工費

梱包資材費

輸送費

など、さまざまな費用があります。

そのため、自社物流と外部委託を比較するときには、倉庫料金だけで判断しないことが重要です。

自社物流の場合も、

倉庫・保管スペースの賃料

物流担当者の人件費

梱包作業時間

設備費

管理業務

などが発生しています。

これらを含めた物流全体のコストで比較する必要があります。

物流アウトソーシングの大きな目的は「時間をつくること」

物流アウトソーシングを検討するとき、コストだけでなく確認したいのが時間です。

例えば経営者が毎日2時間発送作業を行っている場合、その時間を、

新商品の開発

広告改善

販売ページ改善

法人営業

などへ使えるようになれば、事業全体への影響は単純な物流費だけでは判断できません。

物流を外部委託する価値は、

「発送作業をなくすこと」ではなく、「本来の事業へ使える経営資源を増やすこと」

にもあります。

EC物流で物流会社を選ぶときの7つのポイント

1.取り扱う商品に対応できるか

最初に確認すべきなのは商品条件です。

商品の、

サイズ

重量

数量

荷姿

保管条件

などを物流会社へ伝えます。

すべての倉庫がすべての商品に適しているわけではありません。

2.必要な保管スペースを確保できるか

現在の在庫量だけでなく、今後の事業拡大も考えます。

月間在庫量や繁忙期の最大在庫量などを整理しておくと相談しやすくなります。

3.必要な流通加工に対応できるか

「梱包をお願いしたい」

だけではなく、

どの商品を

どの単位で

どのような資材を使い

どのような状態へ加工するのか

まで整理します。

作業内容が明確になるほど、物流会社も対応可否を判断しやすくなります。

4.出荷後の輸送まで相談できるか

物流は倉庫から商品を出した時点で終わりではありません。

最終的に商品を目的地へ届ける必要があります。

そのため、保管だけでなく輸送との連携も確認しましょう。

5.繁忙期の条件を確認する

通常月の出荷量だけを伝えるのではなく、

通常期

繁忙期

それぞれの物量を共有することが重要です。

特定期間だけ出荷量が大幅に増える場合には、あらかじめ相談しておく必要があります。

6.どこまでの業務を委託するか決める

物流アウトソーシングでは、

全部委託

全部自社

の二択ではありません。

例えば、

「商品の保管と法人向け出荷だけ外部委託する」

「大型商品の物流だけ委託する」

といった方法も考えられます。

7.情報のやり取りを確認する

物流を外部委託する場合には、

入荷予定

出荷指示

在庫情報

商品情報

などの共有方法を事前に確認する必要があります。

特にECサイトや受注管理システムとの自動連携が必要な場合には、対応可能かどうかを物流会社へ確認することが重要です。

ECサイトとのシステム連携は必ず確認する

ネットショップの物流では、ここが非常に重要です。

一般的なEC物流では、

ECサイト

受注情報

在庫確認

出荷指示

物流倉庫

発送

という情報連携が必要になります。

物流会社によっては、WMSなどの倉庫管理システムとECカート・受注管理システムを連携できる場合があります。

一方で、すべての物流会社がすべてのECシステムに対応しているわけではありません。

中一陸運についても、特定のECカートやWMSとの標準連携については公式情報で確認できないため、

Shopify

楽天市場

Amazon

Yahoo!ショッピング

などとの自動連携が必要な場合は、事前に対応可否を確認する必要があります。

個人宅への小口発送も事前確認が必要

「物流会社ならネットショップの商品を全部発送してくれる」

と考えるのは早計です。

物流会社によって得意分野は異なります。

例えば、

ケース・パレット単位のBtoB物流

を得意とする会社と、

1商品単位のBtoC宅配

を得意とする会社では、必要な設備やオペレーションが異なります。

ネットショップの場合には、

1日あたりの出荷件数

1件あたりの商品数

配送先が法人か個人か

宅配便が必要か

ギフト包装が必要か

同梱物があるか

返品対応が必要か

などを伝え、対応可能か確認することが重要です。

中一陸運の物流拠点を活用する

中一陸運は、群馬県伊勢崎市を拠点として複数の物流施設を展開しています。

前橋市にある駒形物流センターは、北関東自動車道・駒形ICに隣接しています。

物流拠点を選ぶ際には、単純に、

「ネットショップの本社から近いか」

だけで判断する必要はありません。

重要なのは、

商品がどこから入荷するのか

主な配送先はどこなのか

どのような輸送方法を使うのか

という物流全体です。

例えば仕入先・工場・配送エリアとの位置関係によっては、自社オフィスとは別の場所に物流拠点を置いた方が合理的な場合があります。

一般倉庫から重量物まで扱う物流設備

ネットショップといっても、販売する商品はさまざまです。

小型の商品だけでなく、

業務用機器

機械

大型商品

重量物

をECやオンライン経由で販売する企業もあります。

中一陸運では一般保管倉庫に加えて、重量物を扱うクレーン倉庫も展開しています。

駒形物流センターC棟には20tホイスト式天井クレーン2基を設置。

藪塚物流センターにも重量物に対応するクレーン設備があります。

一般的な小口EC物流とは異なり、大型・重量商品を扱う事業者では、

保管できるか

だけでなく、

安全に荷役できるか

適切な車両で輸送できるか

まで確認することが重要です。

こんなネットショップは物流体制を見直すタイミング

次のような状況が増えてきたら、物流アウトソーシングを検討するタイミングかもしれません。

商品で事務所が埋まり始めた

在庫量が増え、保管場所が不足している

毎日の梱包・発送に時間がかかる

繁忙期だけ物流作業が回らなくなる

スタッフが本来の仕事より発送作業を優先している

大型商品が増えて自社で荷役できなくなった

複数の倉庫・加工会社・運送会社への連絡が負担になっている

一つでも該当すれば、現在の物流工程を一度可視化してみる価値があります。

物流を外注する前に整理したい情報

物流会社へ問い合わせる際には、最低限次の情報を準備しておくと相談がスムーズです。

項目確認する内容
商品種類・サイズ・重量・荷姿
SKU商品種類数
在庫平均・最大在庫量
入荷回数・数量・荷姿
出荷月間・1日あたり件数
繁忙期最大出荷量
加工検品・仕分け・梱包など
配送先法人・個人・地域
システムEC・受注管理との連携要否
その他大型品・重量物など特殊条件

物流会社側が具体的な条件を把握できれば、対応可能な業務範囲も判断しやすくなります。

「倉庫を借りる」から「物流を設計する」へ

EC事業が成長すると、

どこへ商品を置くか

だけでは物流課題を解決できなくなります。

考えたいのは、

どこで保管するか

どこで検品するか

どこで梱包するか

誰が出荷するか

どのように輸送するか

という一連の流れです。

つまり必要なのは、単なる保管スペースではなく、事業規模に合わせた物流体制そのものです。

ネットショップの成長に物流が追いつかなくなってから対策するのではなく、次の売上規模を見据えて物流を設計することが重要です。

「Only One Nakaichi」で事業を物流から支える

中一陸運株式会社は1963年の設立以来、60年以上にわたり物流事業を展開してきました。

現在では、

倉庫保管

輸送

流通加工

重量物物流

などを組み合わせ、企業ごとの物流課題に対応しています。

ネットショップやEC事業者にとって、物流は商品が売れた後に発生する単なる作業ではありません。

適切な物流体制を構築できるかどうかは、事業を成長させていくうえで重要な要素です。

「在庫を置く場所が足りない」

「梱包・発送作業から解放されたい」

「保管から出荷までの物流工程を見直したい」

「大型商品の物流を外部へ相談したい」

「事業拡大に合わせて物流拠点を見直したい」

このような課題がある場合には、まず現在の物流工程と物量を整理することから始めてみてはいかがでしょうか。

「これからもずっと Only One Nakaichi」

中一陸運株式会社は、60年以上培ってきた物流経験と、保管・輸送・流通加工を組み合わせた総合物流サービスを通じて、お客様の事業成長を物流面から支えてまいります。


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